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- 新開地音楽祭 音楽祭出演チラシ
- いろんな場所で、あらゆる企画を考える際、
「参加者」を募集する機会が多々あります。
その際、「企画を考えても、参加者が集まるのか?」という心配事に直面します。
このチラシは、たかが「チラシ」と侮ることなかれ。
悩みをちょっと軽くする、ノウハウが満載なのです。
あまりに大切なことばかりなので、3回に分けて説明します。
まず、1つ目の重要なポイントが、表紙。
表紙で大切なのは、「参加してほしい人へのメッセージを込めること」です。
それも、相手の悩みや困ったことを解決できる、という意味合いがあると、効果があります。
言い方を変えれば、「動機づけ」といわれます。
音楽をやっている人の悩みや求めていることは、何か。
それは、「お客の前で、パフォーマンスしたい」ということ。
ところが、身内(関係者)以外で、なかなか純粋に見てもらえる機会が少ないのが現実なのです。
だから、「この音楽祭は、その望みがかなえられる」ということを、
表紙を見ただけで、簡単にわかるデザインにすることで、参加者への「動機づけ」になるわけです。
改めて、よく見てください。
メインのビジュアル写真は、演奏風景ではなく、「観客で満員の会場写真」です。
キャッチコピーは、「観客が待っている!」
そして、もしかすると、「観客1000人以上のメインステージに出られるかも?」
という特典まで示して、チラシを手に取った「参加見込み客」に、
「参加しないと、損だぞ!!」と、強烈に訴えかけています。
もちろん、チラシを作る前に、企画内容が本当に一致しないといけませんが、
(実際には、お客がいなくて、ガラガラ、ということでは、詐欺になります・・・)
ちゃんと努力して、状況をつくっていこうという覚悟と気持ちがあるのなら、
思い切って、アピールしていくべきでしょう。
そして、チラシそのもののデザインは、プロに頼まなくても、
凝ったものでなくとも、シンプルでOK。
このチラシのデザインも、新開地スタッフの金城君が、イラストレーターで作ってます。
ですから、みなさんも、もう一度、表紙を見直してみてはいかがでしょうか。
単に「○○○○(=企画名)の参加者募集!」というのが、一番デカく書いてあったら、
ちょっと、中身の質を疑われると思ったほうがいいです。
次回は、中面を紹介・解説したいと思います。
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